Orchestral Works #1・管弦楽のための常動曲 Tweet
Perpetuum Mobile for Orchestra
作曲:田廻弘志(たまわりひろし)
iTunes楽曲販売ページはこちら(試聴可能)
<楽曲について>
楽曲について
この曲もまたデモ曲として作ったものですが、特になにかをイメージするでもなく、行き当たりばったりで作ったような記憶があります。そういうわけで、この曲には、私自身の個人的な好みの要素が多く混入されています。それは、たとえば、民族音楽風の旋律、変拍子、ポリリズム、オスティナート(同じフレーズの執拗な繰り返し)といった要素です。
タイトルの"Perpetuum Mobile” は「永久機関」という意味のラテン語ですが、クラシック音楽では終始休むことなく速い旋律を延々に連ねた楽曲のことを指したり、そのような楽曲のタイトルとしたりします。日本語に翻訳するときは、「常動曲」とか「無窮動」とかと訳されるのが通例のようです。
この曲もほとんど休みがなく、次から次へと楽想が切り替わっていくので、「常動曲」としましたが、果たしてこの曲が伝統的な常動曲と呼べるものかどうかはよくわかりません。